負の遺産は正の遺産もろとも相続放棄

相続の話は、いつ降って沸く話とも限りません。
いきなり遺産や不動産などを相続する、そんな話がないとも限りません。
そんな時、もらえるものならば何でももらっておこうということで相続をしてしまう人がいますが、それは少し待ってください。
相続をするのは、財産や貴金属、車といったプラスの財産だけではありません。
借金を故人が抱えていたという場合、その借金も相続をすることとなります。
車は相続をするが、借金の相続はしたくないと考えるのが、普通の考えですが、それはできません。
相続は、プラスの相続もマイナスの相続も一緒に引き受けなければなりません。
不可分のものなのです。
仮に、マイナスの相続をしたくないという場合には、プラスの相続もろとも相続放棄という手続きをとれば大丈夫です。
しかし、これには気をつけなければならないことがあります。
まずは、相続放棄をするためには、有効期間があるということです。
そして、車の名義を自分に変更するなど、明らかに相続する意思を見せた場合には、相続放棄はできません。

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