2013年7月アーカイブ

相続にまつわる、厄介な問題の数々を考えるだけで
ずっしりと重たいものを背負った感じがします。
本来は親などが亡くなって、財産の引き継ぎや継承といった問題なのに
受ける側が複数人いるともめる第一歩でしょう。
大金持ちの莫大な資産などは言うまでもないでしよう。
日本の生活が豊かになったからと言っても、子供の養育から
成長に伴っての資金は増える一方で、高校が無償になっても
塾などへの出費は欠かせないですよね。
家のローンや色々な面で、お金というものは出て行って
財布に落ち着いてはくれません。
やはり遺産などがあるのなら
欲しくても無理からぬことなのです。
もめ事も簡単に済むような場合はともかく、
後を引いて今後の人生に大きく関ってくるのは嫌ですね。
それに先祖からのものを引き継ぐということは、それにまつわる諸々の
嫌な事までをも引き継ぐということです。
それならいっそ相続放棄して、今の自分達の生活を大事に
守った方が幸せというものではないでしょうか。
こういったご相談は司法書士がお手伝いして下さるでしょう。

相続放棄とは、遺産の相続権を持つ法定相続人が遺産を受け取らない事、
すなわち相続権を捨ててしまう事です。
ドラマや小説などでもよくこの言葉を聞いたりしますよね。
血のつながった兄弟達による相続争いとかフィクションには
多いテーマではないでしょうか。
巻き込まれたくない場合に、相続放棄する場合がありますね。
それから、マイナスの財産、いわゆる借金の事ですが、
こういったものを引き継いでしまうと今後の生活が苦しいものになってしまい
ます。
そのために、行う事もあります。
自分が相続人になってから、3ヶ月以内に家庭裁判所に必要な書類を
提出する必要があります。
どうしても特別な事情があって無理な場合は
延長してもらえる場合もあるそうです。
弁護士さんに相談してみるのも良いと思いますよ。
遺産の中には、プラスの財産がある場合も勿論ありますがそれを上回る程の
借金がある場合は迷わず放棄した方が、良いのではないかと思います。
ただ、プラスの財産が明らかに多い場合もありますのでじっくり相談したり
自分でも考えた上で、実行してみて下さい。